トラックボールは人差し指・中指タイプの方が親指より優れている5つの理由
トラックボールは人差し指・中指派のZaiwaです。
トラックボールの購入を検討する際にボールの操作タイプを親指にするか、人差し指にするか迷いませんでしたか?
トラックボールを10年以上使い、親指操作タイプ・人差し指操作タイプの両方を使った私としては人差し指・中指操作タイプを断然おすすめします。
本記事では、人差し指・中指操作タイプがおすすめの理由と、親指タイプと人差し指タイプの違いについて解説していきます。
私は人差し指・中指タイプの中でもDEFT PROをおすすめしています。
人差し指タイプと親指タイプの比較
人差し指タイプと親指タイプの違いはボールを操作する指はもちろんの事、右クリック・左クリックが割り当てられているボタンが異なります。
それぞれの操作タイプで有名な製品をベースに両者の違いを細かく紹介していきます。
人差し指・中指タイプの詳細
人差し指・中指操作タイプは中央に大きなボールが配置されているのが主な特徴です。
構造上大きなボールが配置しやすいのが特徴で、親指タイプと比較してボールサイズは1cm程度大きい製品が多いです。
ボールの操作は人差し指・中指・薬指の3本で行うためボール操作時の負荷が非常に低く、緻密な操作がしやすくなっています。
指を曲げ伸ばしして操作するので、トラックパッドに近い操作感です。
左クリック、スクロールホイール、他機能ボタンは左側面に配置されており操作全般は親指で行います。
親指タイプの詳細
親指操作タイプは親指に位置する部分にボールが配置されているのが特徴です。
構造上ボールが大きいタイプのものが少なく、大半の製品のボールサイズが3cm程度になっています。
左右のクリック、スクロールホイールはマウスの配置と同じです。
ボタン配置の違いがないため、マウスからの乗り換えはスムーズにできます。
人差し指・中指タイプがオススメの理由
両方を実際に10年以上使って私がおすすめしたいのは断然人差し指・中指タイプです。
- 精密な操作がしやすい
- ドラッグ&ドロップが楽
- 指が痛くなりづらい
- トラックパッドに近い操作感
- 持ち運びがしやすいモデルが増えている
精密な操作がしやすい
人差し指タイプは人差し指〜薬指の3本の指で操作ができるため、緻密な操作が非常にしやすいです。
ボールを常に3本の指で支えているため、少しだけ動かす・水平にカーソルを動かすなどの複雑な作業も安定して行えます。
資料作成で図表などを作る時など、意外と仕事中に細かい操作をしていることが多いので安定性は重要ですね!
ドラッグ&ドロップが楽
人差し指タイプは親指タイプと比較して左クリックが軽い力で押せるようになっています。
力を込めずに左クリックのホールドができるため、ドラッグ&ドロップの際の指の負担が少なく済みます。
操作タイプで左クリックの重さが異なる理由
親指タイプでは人差し指が常に左クリックボタンの上に載っているため、指の重みで勝手にクリックされないように力を込めないとクリックされないように設定されています。
その一方で、人差し指タイプは左クリックボタンの上に指が乗らないため、弱い力でもクリックできるように設計されているためです。
一つの指に力を込めながら他の指を動かすのはやってみると意外と疲れるので、クリックボタンの軽さはかなり重要です!
指が痛くなりづらい
人差し指タイプは複数の指でボール操作を行うため、ボール操作の際の指の負担が分散されます。
ボールを転がすだけで指に負担がかかるのかと思われる方も居るかもしれませんが、意外と細かい操作をする際に力が入ってしまい疲れてしまう人は多いです。
複数の指で操作ができる人差し指タイプは一本あたりの負荷も低く、力みづらい構造になっているため長時間操作でも辛くならないでしょう。
指の負担は私が親指タイプから人差し指タイプに乗り換えた時に一番実感したポイントです!
親指タイプは長時間の操作で指の付け根が痛くなっていましたが、人差し指タイプに変えてからストレスフリーになりました。
トラックパッドに近い操作感
トラックパッドの人差し指・中指を使った操作感とトラックボールの操作感は非常に似ており、指を曲げ伸ばししてポインタを動かすことに慣れていれば、感覚そのままに使い始めることができるでしょう。
違いはクリックを親指でする点くらいなので、初めての方も人差し指タイプであれば慣れるまでに時間がかかりません。
昔はマウスとボタン配置が同じの親指タイプの方が初心者に人気でしたが、トラックパッドに慣れている人も多い今では人差し指タイプの方をおすすめします!
持ち運びがしやすいモデルが増えている
昔の人差し指タイプのトラックボールは重厚なものが多く、持ち運びしやすい製品は殆どありませんでした。
しかし今では、ELECOM社が販売したDEFT PROやHUGEのシリーズを始めカバンの中に入れて持ち運べるような製品も多く、親指タイプに劣らない製品ラインナップが展開されています。
DEFT PROは人差し指タイプで持ち運びもできる最強のトラックボールです!
本サイトでは似た商品のHUGEとの比較も行っています。
人差し指タイプのデメリット
人差し指タイプの唯一のデメリットとしてBluetoothの複数接続に対応した製品が未だ出ていない点が挙げられます。
親指タイプではLogicool社のMX ERGOという複数のデバイスペアリングに対応した製品が発売されていますが、人差し指タイプの製品でマルチペアリング対応の製品はありません。
人差し指タイプにもUSBレシーバとBluetoothを使った2台接続が可能なDEFT PROという製品はあるものの、iPadやMac等のUSBポートがない製品複数台に同時接続する場合は対応製品がないのが現状です。
MX ERGO並の製品が出るのを私は心待ちにしています!
人差し指タイプと親指タイプの比較まとめ
本記事では、人差し指操作タイプのトラックボールと親指タイプのトラックボールの比較を行いました。
トラックボールを買う時に親指タイプと人差し指タイプで迷う方も多いと思いますが、指の負荷を考えるなら人差し指タイプが断然おすすめです!
書類作成を行う機会があるのであれば、操作に安定感のある人差し指タイプを是非使ってみてください。
実際に買う製品で迷われる方向けに、人差し指タイプで利用者の多い製品の比較も行っているので是非参考にしてください。